今注目の「戸建賃貸住宅」
近年、「戸建賃貸住宅」が入居者から注目を集めています。今回は、戸建賃貸住宅経営に役立つ情報やメリット、デメリットをご紹介いたします。
賃貸市場ではアパートやマンションなどの集合住宅が主流の中、戸建賃貸住宅は「子どもの声や足音を気にせず伸び伸びと暮らしたい」「憧れの戸建に住んでみたい」「ペットを飼いたい」などの理由から、
ファミリー層を中心に根強い人気があります。しかし、世間のニーズに対し、供給が追いついていないのが現状です。
(左)望ましい(住みたい)住宅形態、(右)賃貸住宅の建て方別供給内訳のデータグラフです。
戸建賃貸住宅の需要の高さは54.4%に対して、供給内訳はわずか1.7%と戸建賃貸住宅の供給の少なさがひと目でわかります。
※国土交通省HP掲載「令和3年度 土地問題に関する国民の意識調査」「令和5年度 住宅着工統計」参考
■メリット
◎ 長期入居が見込め、入居者への売却につながることも
戸建賃貸住宅は、主にファミリー層に人気があり、長期入居になることが多いです。
また、将来的に「そのまま購入し、住み続けたい」と売却につながるケースもあります。
◎ 建築コストが低い
一般的な集合住宅に比べ、建築コストが低くなる傾向にあるため、融資額を抑えるなど、
リスクを低減できることがあります。
◎ 変形地や狭小地でも建築可能
集合住宅の建築が難しい変形地や狭小地でも、戸建賃貸住宅であれば、間取りの設計に自由度
があるため、建築できる可能性が広がります。
◎ 集合住宅に比べて管理の手間が少ない
戸建賃貸住宅は、入居者が1戸につき1家族であること、また共用部分の清掃や機器の
取り換えなどの管理が不要となることから、集合住宅に比べ管理の労力が軽減されます。
■デメリット
◎ 収益性が低い
一般的な戸建賃貸住宅では、1戸の床面積が大きく、同じ床面積でも複数戸ある集合住宅
の方が、賃料単価が高い傾向にあり、供給量が少ない一因にもなっています。
◎ 空室時のリスクが大きい
戸建賃貸住宅は1戸1家族が基本であることから、空室が出た時には、1戸分の家賃収入が
まるまる減ってしまいます。
「戸建賃貸住宅」は需要に対し、供給量が圧倒的に少ないことから、賃貸住宅経営の一つの手段として、ねらい目であることは間違いないでしょう。
戸建賃貸住宅の経営を検討する際は、メリットやデメリット、需要がある地域かどうかなど、よく理解することが大切です。
どんなことでもお気軽にお問い合わせください
☎︎076-461-6730